音とからだのインタラクティブ・プレイグラウンド
BEATON BANBANは、“せっちゃん” (Setsuya Kurotaki) と “だいとくん” (Daito Manabe) による、子供と大人が一緒に「音を聞き、身体を動かし、映像と反応し合う」参加型イベントです。
Workshop, DJ/VJ, live AI video
ワークショップからDJ/VJタイムへ展開し、TransformirrorとZero Gravityが会場全体の身体反応を映像空間へ変換しました。
音が身体を動かし、身体が映像を動かす
17:00からのワークショップでは、小さな手遊びから全身の動きへ広げ、DJの音と停止のタイミングを使って、身体と映像の関係を子供たちが直感的に体験できる構成にしました。
手遊びから全身へ
手拍子、足のリズム、真似ゲーム、テンポ変化を使い、最初は小さな手遊びから始めて、徐々に全身を使う動きへ広げていきました。身体の動きや大きさが、そのまま映像の大きさや反応として立ち上がることで、子供たちは自分の身体とスクリーンがつながっていることを直感的に理解していきました。
だるまさんが転んだ × DJ
音が鳴れば動く。止まれば完全停止。DJの音と停止のタイミングに合わせて、子供たちは一斉に動いたり止まったりしました。映像では、動いた輪郭だけが見つかり、身体の動きがそのままスクリーン上の反応として現れました。
Club culture × media art × participatory performance
前半は、せっちゃんとだいとくんによる音楽と身体を使ったワークショップを実施しました。子供たちは、手拍子や足のリズム、真似ゲーム、テンポ変化を通して、手遊びから全身の動きへと自然に移行していきました。
「だるまさんが転んだ × DJ」では、音が鳴れば動き、止まれば完全停止するというシンプルなルールを使い、DJの音と身体の反応を直接結びつけました。動いた輪郭だけが映像で見つかることで、子供たちは自分の動きがスクリーン上の映像に変換される瞬間を身体で理解していました。
後半はDJ/VJタイムへ移行し、子供も大人もインタラクティブシステムの中で自由に遊び始めました。会場では、Daito Manabe と Kyle McDonald による Transformirror 2026 も展示され、子供たちは自分の身体がリアルタイムに変換されていく映像に強く反応していました。
Runway APIを使用した Zero Gravity では、参加者をカメラで撮影し、その静止画をRunway image-to-video生成へ送り、子供が宙に浮いたり、重力から解放されたように見える短い映像へ変換しました。
Event photos
レポート用に変換済みの匿名化ビジュアルを使用しています。各写真は会場の参加者、LEDスクリーン、ワークショップ、DJ/VJ空間の様子を伝える素材として配置しています。
Zero Gravity
Zero Gravityは、Runway APIを使用した参加型AI映像生成システムです。参加者をカメラで撮影し、その静止画をRunway image-to-video生成へ送り、子供が宙に浮いたり、重力から解放されたように見える短い映像へ変換します。
生成された映像は、単独の記録映像ではなく、会場のVJ素材として再生され、LEDスクリーン上でDJ/VJ空間の一部として循環しました。
ここでいう “Gravity” は、単なる物理的重力だけではありません。大人と子供、観客と演者、現実と映像、身体と空間、遊びとパフォーマンスの境界を、一時的に失わせることを意味しています。
Transformirror 2026
Transformirror 2026は、Daito Manabe と Kyle McDonald によるリアルタイム・インタラクティブ映像システムです。参加者がカメラの前に立つと、その映像がリアルタイムに変換され、巨大LEDスクリーンへフィードバックされます。
大人が技術としてAIを見る一方、子供たちは説明なしに身体で理解し、すぐに遊び始めるという反応が印象的でした。
身体 → AI → 空間 → 他者 → 身体
Beaton Video Clip Player
BEATON BANBANでは、Zero Gravityとは別に、Runway APIで生成した短尺キュー映像をライブ演奏で扱うための Beaton Video Clip Player も使用しました。
これは、Runway Gen-4.5 text-to-videoで生成した短い映像素材を、DJ/VJパフォーマンス中に即時再生するためのネイティブmacOS AppKitプレイヤーです。OSC control、Launchkey MIDI、Syphon output、BPM sync、loop playback、random trigger、fullscreen displayなどを備えています。
再生速度は約4.083xを標準とし、約2秒のRunway映像を0.5秒前後の音キューへ同期させる構成でした。
Project credits and cooperation
BEATON BANBANのプロジェクト本体、作品クレジット、テック・運営・設営サポート、協力クレジットです。
- 2bit Ishii
- Takuma Shukuin
- 東邦レオ
- Studio Daito Manabe
- FIL
- itskn
- RUNWAY
身体そのものが空間を生成する
BEATON BANBANは、RunwayによるAI映像生成、DJ/VJ、クラブカルチャー、ジェネレーティブアート、子供向けワークショップ、身体表現、インタラクティブ空間を統合した参加型メディア環境でした。
参加者は観客ではなく、演者、入力装置、ダンサー、映像素材、空間の一部へと絶えず変化し続けていました。