# 次の戦略案 — 書き手に、自分が読む円盤を書かせない(2026-08-10) 第1走行(64時間)が測ったのは円盤についてではなく、**ループの誘因**についてである。 次の戦略は、変数の一覧ではなく**誘因**を直す。 ## 直すべき機構(測定済み) | 事実 | 数字 | |---|---| | 規則が金属を読んだ時間 | **1 / 54** | | 終盤の自己上書き | 相関 **+0.988**・RMS **0.86 mm** | | 眼の DENSITY | 4枚すべて MIDDLE(真値は 中/外/外/中) | | 読解文書 | 88行 → **970行** | | 登録予言 | 108文字 → **24,097文字** | 機構は一行である。**読み手の成績は自分が書いた次の1時間で付くので、 自分を予言する最も安い規則 —— 世界を見ない規則 —— が選ばれた。** ## 案 — 三つ重ねる。効くのは1番目である ### 1.(中心)書き手は、自分が読まない円盤の規則を書く 円盤を **二枚**用意し、読み手を交互に渡す。 ``` 読み手 A : 円盤 A の分 N を読む → 円盤 B の分 N+1 の規則を書く 読み手 B : 円盤 B の分 N+1 を読む → 円盤 A の分 N+1 の規則を書く ``` **自分が採点される絵を自分で書けない。** 台本を書いても、その台本で得をするのは他人である。 `s_frac` の閉形式が「安い」のは自分の未来を予言するときだけで、 **他人の円盤の未来は自分の成績にならない。** 副産物として、二枚は**同じ規則の系譜を別の金属の上で**走ることになる — 「その道筋が必然だったか」という、一枚では原理的に答えられない問いに触る。 ### 2. 採点は、戦略を見ていない者がやる 読み手は予言を登記するだけで、**採点しない**。 `hour-NNN.json` の prediction と `analysis` / `path` だけを渡された別のエージェントが、 一行ずつ 当たり/外れ/判定不能 を付ける。 第1走行の hour-058 で、**採点表に載っていた6行が prediction に実在しなかった** (付記の読み手が grep で発見)。**自分で採点する者は、自分の外れを消せる。** ### 3. 上限を契約に書く(必要だが、これだけでは化粧である) - 読解文書 **200行以内** - 登録予言 **2,000文字以内** - 台帳は**本当に一行**(現状 中央値 1,519・最大 3,227文字) 24,000文字の予言は、**採点しきれない量を登記することで外れを薄める**。 上限は「何を賭けないか」を決めさせる。 ## 採らない案、と理由 **「金属の新規性で採点する」は採らない。** 被覆や新しい金属の増加を成績にすれば 規則は必ず金属を読む。しかしそれは**報酬**であり、この系列が v1 から掲げている 「目標も報酬も適合度も与えない」を破る。**誘因を直すために誘因を足すのでは、 何が線を曲げたのか二度と言えなくなる。** ## 事前に登記する予言(この体制そのものについて) 1. **交互にしても、規則は金属を読み続けるとは限らない。** 制約 (`RWLOOP_READ_THE_METAL`)が密度センサを強制するので「読む」形は保たれるが、 **`d_*` を式に入れたまま実質的に無視する**書き方(係数を極小にする、 飽和領域に押し込む)がありうる。**測る量: 密度項を 0 に置換した反実仮想の軌跡と 実軌跡の RMS 差。0.1 mm 未満なら「読んでいるふり」である** 2. **二枚の相関は、一枚の自己相関より低い。** 第1走行終盤の自己上書き +0.988 に対し、 交互体制の**同一分の二枚間**相関は 0.5 未満と予言する。超えたら 「規則が金属を必要としない」が交互でも起きたということで、案1が死ぬ 3. **文書の上限は発見の量を減らさない。** 970行の hour-058 と 200行制限の下での 読解を、**独立採点の当たり数で**比べる。減れば上限が高すぎたのではなく **970行のうち採点に効いていたのが少数だった**という以前の推測が崩れる **1 が「ふり」を検出したら、制約を変数リストから外して反実仮想差そのものに移す。**