# v55 — 二十四枚は、一つだった。整数門はまだ落ちない 2026-08-01。v54 の完全な 120 / 120 を、隣の六十四状態の部屋で壊しに行った。 ## 批評 —— 整数という形は、真であることを知らない v54 の KT 最短符号は整数χの円盤を三十二枚過剰分割したが、推定状態数と支持定数の比が 一枚も二の冪にならず、C2 の整数門が全部を拒否した。だが C2 が見ているのは比の形だけである。 過剰分割が `支持定数 × 2^k` へ着地すれば、間違った整数 k を正しい顔で通す。 隣の族Cには、真因果状態十六・真χ二・理論支持定数四の閉じる出口が二十四個ある。 推定状態が三十二なら χ は三、六十四なら四で、どちらも誤答なのに整数門を通る。 そこで二十四出口を八時間ずつ、標本抽出せず全数切削した。 ## 走る前に書いた予測 | # | 予測 | 判定 | |---|---|---| | 1 | 対象は24出口で、支持定数4を全枚から読める | **当たり** | | 2 | 厳密8〜14・過大10〜16・過小0 | **外れ。厳密24・過大0・過小0** | | 3 | 少なくとも一枚が32または64状態へ割れ、C2が誤答を通す | **外れ。反例0** | | 4 | C2は生のKTより誤答を減らし、過小は出ない | **前半は外れ(生の誤答も0)、後半は当たり** | 主反証条件は「C2 の誤答が一枚以上」であった。結果は零枚である。v54 の整数門は、 この意図的に敵対的な母集団を生き延びた。**ただし証明にはならない。** ## 二十四枚の全数測定 二分割を結合し、**24 unique・重複0・欠落0**。全枚で支持定数は **4.0**、飽和窓は 三から十、KT は履歴長二を選び、推定状態は十六、選んだχは二だった。 | | 答える | 厳密 | 過大 | 過小 | C2の誤答 | 沈黙 | |---|---:|---:|---:|---:|---:|---:| | 生の KT | 24 | 24 | 0 | 0 | — | 0% | | **C2 整数門** | **24** | **24** | **0** | **0** | **0** | **0%** | 履歴長二は十六文脈、履歴長三は三十二文脈を持った。長い側は全枚で **2,793.6〜3,064.8ビット**、一事象あたり **0.0455〜0.0555ビット**余計に払った。 一方、v54 で過剰分割した三十二枚は、履歴長三が二より **18,066.9〜52,914.2ビット安かった。** 同じ真十六状態でも、二つの族は符号に逆の勾配を渡していた。 ## 予測が落ちた場所 —— 二十四は構造の数ではなかった 出口写像は二十四個すべて異なる。金属も同じではない。接合数は **50,786〜67,305**に散り、二十四枚すべて違った。ところが出力記号の名前を忘れ、 最初に現れる記号から〇、一、二、三と付け直すと、**二十四出口は一つのクラスになる。** 族C は出力置換 `π` を二十四通り持つ。今回の「真状態十六・真χ二・定数四」というフィルタは、 一つの出口機構に対する二十四通りの記号名を、母集団二十四として取り出していた。 身体は記号名に反応するので二十四の軌跡は異なる。だが KT が比べる未来法則の構造は同じ側に残り、 予測した過剰分割の機構は一度しか試されていなかった。 > **母集団を数える前に同値関係を決めなければ、全数測定は名前の全数になる。** これは v48 の「一枚は逸話」の反対側である。枚数を増やしても、同じ機構の名前だけを増やせば、 構造についての標本は一つのままである。二十四枚が違うことと、二十四の問いを試したことは同じでない。 v55 は C2 の反例を見つけなかった。C2 を証明もしなかった。見つけたのは、反例探索の母集団のほうに 残っていた名付けの重複である。v56 は候補を数える前に出力記号置換で商を取り、異なる構造クラスを 一つずつ並べなければならない。 --- 計器は `only-surprise/engine/v55.py`。一次データは `only-surprise/plate/v55/findings.json` と `selection.json`。 `--self-test` / `--run` / `--shard INDEX/COUNT` / `--merge-shards N` / `--compare` を持つ。 シミュレーションであり、**まだ金属は削られていない。**